診療案内

厳しい生活指導はせず自発的な改善を手助け

生活習慣病治療では生活指導が中心となります。生活習慣を改善するためには、患者さまご自身が病気について知り、なぜ改善する必要があるのかを理解していただくことが大切です。そのために、まずは丁寧にわかりやすく病気についてご説明したうえで、危機感を持っていただくことから始めます。ただし、厳しいことは言いません。患者さまの立場に立った診療を心がけています。

高血圧症では、ご自宅で血圧を測り記録していただくことが重要です。ご自宅の血圧と病院の血圧を見比べながら、患者さまと一緒に治療計画を立てていきます。糖尿病では、生活指導を中心に、数値が高ければ薬物治療で数値をコントロールしていきます。また、インスリン治療が必要であれば、連携している近隣の医療機関をご紹介いたします。

苦しさを軽減するために経鼻内視鏡を使用

当クリニックの胃内視鏡検査では、なるべく苦しさを軽減するために経鼻内視鏡を使用します。5mm程度の細い内視鏡を鼻から入れるため、嘔吐反射が起こりにくく、苦しさを感じにくいことが特徴です。

検査中には会話もでき、時間は10分程度ですが、検査中に異常が発見された場合はもう少し時間をかけ、粘膜を採取し病理検査に出します。内視鏡検査の後にピロリ菌の検査を追加することもあります。当クリニック院長は日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医でもございますので、胃の痛みや健診で指摘された方、内視鏡検査はハードルが高いと思っている方は、一度ご相談いただければと思います。

肝臓疾患の予防や治療に肝臓専門医が対応

肝臓疾患では日本肝臓学会認定 肝臓専門医の資格を持つ院長が、専門性を生かした診療をご提供いたします。例えば、隠れた肝臓疾患の診断、迅速な医療機関の紹介、治療後のフォローなどが当クリニックで可能です。

具体的には、肝障害のある患者さまには、通院していただきながら血液検査とエコー検査を行い、経過を見ながら必要に応じて内服治療も行います。肝臓疾患が悪化した場合にはすぐに治療が必要なため、密な医療連携によって迅速に大学病院へご紹介いたします。さらに詳細な紹介状を書くことで、紹介先ですぐに治療を受けられるようにしています。また、肝臓疾患で重要な治療後のアフターフォローにも対応しています。

特色とする治療方法など

当クリニックは神奈川県および東京都のC型肝炎、B型肝炎治療における指定医療機関となっており、外来にて新しい内服治療をおこなっています。
C型肝炎ウイルスを身体から排除するためには、以前はインターフェロン療法を受けるしかありませんでしたが、2014年より内服薬のみでC型肝炎ウイルスを排除する治療が始まっています。
現在のところ5種類の内服治療がありますが、どの内服治療もインターフェロン療法より副作用が非常に少ないばかりでなく、治療作用も非常に高く90%以上の患者さまがウイルスを排除できています。
他の病気や高齢などが理由で、インターフェロン療法を受けることができなかった患者さまでも内服治療を受けることができます。
1錠で数万円もする非常に高価な薬ですが、神奈川県または東京都の肝炎医療費の助成制度に申請していただきますので、月に1万円~2万円程度の負担で治療できます。